本日の時事通信からの記事より抜粋。
財務省は10日、国債などの残高を合計した「国の借金」が2020年度末で過去最大の1216兆4634億円に達したと発表した。 前年度末比101兆9234億円増と、1年間の増加額も過去最大。新型コロナウイルス対策で、3度にわたり大型の補正予算を編成したことが影響した。 国の借金は、国債、借入金、政府短期証券の合計。20年11月1日時点の日本人の人口推計値(1億2320万人)で単純計算すると、国民1人当たりの借金は約987万円。1000万円の大台が目前に迫っている。
はい。お疲れ様ということです。
上記抜粋記事の私が装飾入れた太文字の部分だけみると、いかにも日本国が借金まみれ(事実ですが)で、国民が借金を負っているような記事に見えませんか??
以前、私はお話ししていますが、
マスコミの言うことを簡単に信じてはいけない
ということですが、まさにこの記事がそれに当たります。
経済を私は詳しく勉強していないのですが、基礎知識として、
債務と債権の表記をする
ということをやっておらず、借金だけを記載しています。
じゃぁ、日本には今どの程度余裕があるの?ってことでしょう。
これがわからない限り、この借金の額が多いのか少ないのかが判断できません。
例えば、1000の預金や資産があり、10の借金と100の借金と1000の借金じゃ、借金の割合が違いますよね?
また1000をどこから借りたのかということも重要で、自分の資産から借りたのか、日本の銀行から借りたのか、世界の他の国から借りたのか、その辺りも記載がないので、借金返済の方法がわからない記事となっています。
資本主義社会では、経済が順調に成長するという名目があり、成長させるためには、政府が自国通貨建てで国民から借金をし、そのお金を国で回すということが一部必要となります。
なので、借金を持っていても問題ないのですが、マスコミの偏向報道はいつものことですね。
今の国の借金は、言うなれば日本政府の借金であり、それも国民から借りているといっても過言ではありません。(ニュアンス的には国民が政府に貸している)
それも、わざわざ国民一人当たりの借金ということを、しなくてもよい計算をして公の記事にしているのです。
今後借金の額が変わらなくても、日本の人口は確実に減っていきます。
ということは、借金の額がかわらない(利息のみを永遠と将来に向けて支払っていると考える)なら、国民一人当たりの借金の額が増大することとなります。
そうすると、今度はその部分へフォーカスを当てた報道になるんでしょうね。
記者や記事にするマスコミも、無知な国民を騙すだけではなく、まともな正確な報道をしてもらいたいものです。
まぁ、昔からこうやって国民の世論を操作しているので、正確なことばかり書いていてはマスコミの立場もなくなっていくので、こういう記事を書かざるを得ないのかもしれません。