EJ WORLD【第2人生スタート】~第4章~

田舎の地方公務員を早期退職し、人生謳歌中!

【ロシアvsウクライナ】戦争を考える

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ロシアがウクライナに侵攻して、しばし時間が経ちました。

私が生まれてからも、カンボジア内戦フォークランド紛争湾岸戦争などなど、実は細かいのも合わせると、世界中で戦争が起こっていなかった時期は、

  全くない

と言っても過言ではありません。

 

日本は、第二次世界大戦での敗北、広島・長崎への原爆投下による戦争で原子爆弾を受け、被爆した唯一の国であり、戦争に対する思いはとても強い国だと思います。

これは、憲法第9条について常日頃議論され、戦争という結果が生み出した現実を、後世に対して教養している結果だと思います。

 

そうはいっても、世界は戦争を放棄せず、いつの時代もどこかで戦争を実施しており、日本人からすれば、

  戦争で失われる命の重大さ

という考えから、意味のないことだと考える人が多いかもしれません。

 

ではなぜ世界は戦争を放棄しないのか。

 

様々な理由があると思います。

それはその国や国民の考え方なので、どれが正しいとも限りません。

 

日本は周りが海なので、他国から攻められる以外に、自ら進んで海外へ行く以外に戦争をする意味を感じないでしょう。

島国ではない国は、

  隣国と常に交戦状態になりえる環境がある

ということが、地理的要因です。

 

また、宗教の違いも考慮しなければいけません。

日本人は、仏教が多いと思いますが、他人の宗教が何であれ、他人を尊重するという民族であり、他の宗教の良いところは受け入れることができる国民性なので、宗教戦争が今の時代国内で起きるという考えはほとんどないと思います。

また、宗教に関心がないという理由もあるかもしれません。

 

他国へ行って思うことは、

  皆宗教に対して、非常に敬虔な方が多い

という印象を受けます。

私は自分が教祖だと思っているくらい(笑)、宗教をあまり信じていませんし、都合の良いところはお願いしたいという天邪鬼な性格です。

それは過去も話しましたが、自分が信じる神様や仏様が自分を守ってくれるという考えが、根本的に希薄なところから来ています。

自分の道は、自分で切り開くという責任と義務を全うするのは己自身という考えが大元なのかもしれませんね。

 

宗教の違いによる戦争は、大昔から繰り返されているので、今後もまずなくなることはないかなと思っています。

 

過去を遡ると、

  資源の奪い合い

  利権の奪い合い

  領土の奪い合い

ということがあります。

日本が第二次世界大戦をしなければいけなかった理由の1つとして、石油確保という目的があったということを理解する必要があります。

無いものは他人から奪うという動物、人類の考えが、戦争の大元かもしれませんね。

 

また近代の大きな理由の1つに、

  大きな軍需産業の利権が絡んでいる

ということも忘れてはいけません。

軍需産業による利益は、莫大な額になります。

儲けを考えている人達は、必ずどこかで戦争が起こってくれなければならないのです。

 

いろいろ戦争が起こる要因がありますが、今、日本は戦争って

  他国のこと、他人のこと

だと勝手に思っている方が多いのではないでしょうか。

これが俗にいう

  平和ボケ

ということなんでしょうけど、日本の戦後教育がそのように国民に対して仕向けているので、それはそれで仕方がないことだと思います。

 

私は、退職前の仕事において、日本の国防を守る分野の仕事もしていたので、一般の人よりは、戦争って、

  いつでもあり得る話

という身近な思いがあります。

また、軍隊のような教育を受けたことも若いころに実際経験がありますので、このような話ができるのです。

 

戦争が、良いか悪いかという議論は、

  今の日本では、【悪い】

という結果になるんでしょうけど、果たしてその当事者となった国の人は、どう考えるのかは、私にも言う権利はありません。

 

ただし、国を守るということを考えるなら、

  負けて国がなくなるくらいなら、戦うという選択もあり

  いったん降伏して、再建を目指すということもあるかもしれない

ということなんでしょうけど、その時、その状況にならないと結論はでないでしょう。

攻めてくる者に対しては、戦うという選択はとても理解できますし、現実的です。

某元どこかの知事が、コメンテーターでの話でしょうけど、

  ウクライナ大統領に降伏を勧めている

という記事もありましたが、私は懐疑的ですね。

降伏という状況が、

  敗戦国、国民がどんなことを味わうのか摩訶不思議

という段階では、降伏が良いのか否かということは誰にもわからないからです。

敗戦国に対して、勝利国は、

  何でもありで、敗戦国の権利が無くなる

という現実を知らなければならないからです。

それは、人として生きる権利でもあるし、普通に生活する権利も含みます。

そういう権利が敗戦国にはなくなる可能性があるということがあるからです。

 

どちらに転んでも、戦争がいざ始まると、

  多くの罪のない人の命は奪われる

  戦争で失われる経済的損失は多大である

という事実を知っているからこそ、多くの日本人は、

  戦争は良くないこと

という認識が強いのだと思います。

 

今、ロシアとウクライナが大変な状態になっていますが、日本が日本であるために考える良い機会かもしれません。

願わくば、世界平和という大義に向かって、日本政府が先陣を切ってくれることを期待はしますが、どうでしょうかね。