沖縄入りして那覇空港に降り立ちました。
飛行機を降りた瞬間から、ゲート内は強い日差しが照り付けています。
1週間くらい前までは、湿気がすごいことになっていましたが、梅雨が明けて幾分カラっとしてきたのかなと感じますが、やはり暑い・・・。
これから夏に向けてさらに暑くなっていくのでしょうね。
さて、那覇のホームに戻ってきたのですが、部屋に入ると、
冷房ガンガン効いている状態
にしてあったので、快適そのものです。
前回、エアコンかけずに1週間くらい部屋を明けた時には、帰ってきたらカビ臭くて大変なことになっていました。
その教訓から、今後しばらくはエアコンをかけっぱなしにしておこうと思います。
早速、家から出て20メートル先にある馴染みの居酒屋へ行きました。
中に入ると、いつもどおり沖縄民謡が流れ、地元の常連の方がまったりお酒を飲んでいます。
私は泡盛を好んでは飲まないため、座ると
レモンサワー
が出されます。
黙っていてもお酒が並ぶのは嬉しいもので、お通しもやってきていざ乾杯♪
近況報告と、常連さんとのお話も弾み、まったりタイム開始です。
1時間ほどして、そろそろ家に帰ってゆっくりしようとしていたのですが、マスターから、
もうちょっと飲んでいけば?
などと言われたので、ついその言葉に引っかかってしまいました。
そう、沖縄ではこの言葉を信じてはいけないのです(笑)。
私が行くと、いつも端っこの方で静かに飲んでいる常連のダンディなご老人が、席を移って私の隣に座りました。
いつもなら互いに余計なことを話さずにまったり飲んでいるのですが、今日に限ってご老人から結構な頻度で話しかけられました。
それだけならなんともありませんし、楽しい時間が過ぎていくのです。
しかし、その後がいけません。
私のコップの中も空になり、そろそろ帰宅しようと思ったのですが、そのご老人は、自分がキープしている泡盛を薦めてきたのです。
ここで、きっちり断ることができる人はどれだけいるでしょうか?
私は、こういう場合、1杯だけは頂くようにしています。
これも何かの縁ですし、縁を断ち切る行為は自分の首を絞めることにもなるからという思いを持っているからです。
この1杯から生まれる出会いが、末広がりになる可能性はこの段階で否定できないからです。
でも、これには罠があって、分別の良い人ならば、
もう一杯どうですか?
と聞いてきて、相手の反応を見て無理強いはしてきません。
しかし、そのご老人はきっと気分が良かったのでしょう。
更に私に強引にお酒を作って薦めてきますし、
自分の注文した食事まで薦めてくる
という暴挙(!?)に出始めました。
これ、居酒屋あるあるで、食事は自分の注文したものが食べたいのであって、他の人が注文したものが、例えばなかなか食べることができないような品物の場合以外、他人に薦めるべきではないというのが私の持論です。
自分が注文して食べきれない場合は、残しておけば良いのです。
残すのをもったいないからと言って、他人に薦めることは、
マナー違反
というより、そういうことを好まない人もいるということを知らなければいけません。
これって、昔あるあるで、目上の人はそういう風なお酒の席での経験をこれまでやってきており、決して悪気はないのです。
また食事を後輩に薦めるということも自然なのです。
でも時代は変わっています。
今では、飲みたいもの、食べたいものは他人に強制してはいけません。
相手が、
それ美味しそうですね
と言ったときには、分けてあげるのも悪くはないでしょう。
ただ、時と場合を考えて行動に移すことが必要だと思います。
私は1人で飲んだり食べたりすることが好きで、逆に自分が食べたいもの、飲みたい分を注文して満足したいのです。
結局、お酒を勧められるまま断れなかった私が悪いのですが、せっかくの気分が良い程度のお酒の適量を超えてしまいました。
また食べたい分の適量も超えてしまい、結局自分が飲食したかったイメージにはならなかったのです。
こういうケースってあるあるなのですが、沖縄では特に、
沖縄民に今後なろうと思うなら頑張れ!
嫌ならしっかり断る勇気を持とう
ということなんでしょう。
私たちの年齢になると、よく
今の若いものはお酒を誘ってもついてこない
ということを言う人がいます。
逆に考えればわかりやすいのですが、それは、
年配の人と飲みたくないから
誘ってきた相手と飲みたくないから
気を遣わなくてはいけないから
飲んでいても面白くないから
ということが一番の理由なんです、ということを理解しないといけません。
若い方と飲みたいなら、
若い方が好む飲み方を知る必要がある
ということです。
具体的には、
決して壊れたテープレコーダ(笑)にならない
↑ 同じ事を何度も話さない
昔の事は言わない
↑ だからどうした?と思われる
上から目線で話さない
話をよく聞いてあげる
ということをお勧めしますよ。
お酒の席では、
無理強いしない
ということが絶対条件で、自分が飲みたいから他人も飲みたいだろうという奢った考え方は排除し、相手の立場になって美味しいお酒を飲むことが、楽しくお酒を飲む方法の一つだと感じました。