EJ WORLD【第2人生スタート】~第4章~

田舎の地方公務員を早期退職し、人生謳歌中!

【悪酔いの常連客】お酒は楽しく飲みたいよね

佐賀県 鍋島純米吟醸きたしずく

 

お酒は楽しく奇麗に飲みたいものです。

今日は、久しぶりにまずい酒になったので、エピソード3例を紹介。

 

いつものとおり、日本酒を抱えてご近所の居酒屋へ。

マスターに美味しいお酒をプレゼントし、まったりと飲もうと思っていました。

 

最初の常連客は、年配の女性客。

その女性は、カウンターに座っていましたがいきなり、

  私の隣に座りなさい

と私に話しかけてきました。

この時、私の思いとすれば、

  あぁ、出来上がってるよ

  こういう人の傍には座っちゃだめだぞ

  ろくなことはない、関わったら大変だ

  そもそも貴方と飲みたい気分ではないし

という気持ちです。

 

当然その人を避けて、別のテーブル席に座りました。

この行動で、まともな人なら、

  自分とは今日は飲みたくないんだな

という程度に思ってくれれば良いのですが、出来上がってる人は当然そんなことを思っていないわけで。

 

暫くは静かに飲んでいたのですが、予想通り絡んできます。

カウンターからわざわざ振り返り、しまいには、

  私はいつも見てるけど、あんたはいつも冷静で冷たい人間だ

と私に話してくるのです

 

どう思いますか?年配の女性で、この店でしか会わない客ですよ?

それもどんな方なのかほとんど知らない人ですよ?

 

私の気持ちとしては、

  知らんがな

  私のことをどれだけ知っているんですか?

  人のことを言う前に、自分の行動を顧みろよ

  無関係な人からどう思われようとも全く気にならないのですが

  私に構わず勝手に黙って飲んでろよ、うぜー客だな

という感情が本当はありますが、ここで言い合う必要もないですし、何といっても酒がまずくなります。

 

こういう場合は、

  無視する

のが一番いいような気がします。

 

すると、何度か同じことを繰り返し言っていましたが、

  この人に何言っても無駄だ

と気づかせることで、絡んでこなくなるかもしれません。

ここが重要で、人に対してお互いの感情が芽生えることで争いが始まります。

一方感情を殺せば、相手はそれ以上言ってこなくなります。

まぁそれでもしつこい時は、外に追い出せば済むことなんですが、そんな暴力的なことは嫌いな平和主義なので、暫くまずい酒を無口で飲むのが一番かと。

 

人は、無視されることが一番心に響くような気がします。

相手が何か言ってくるという前提で話をしますので、相手から答えが無い場合、それ以上言えなくなるからです。

 

結局その女性は、その後何曲かカラオケを歌って帰っていきましたとさ。

年配の方って自分のレパートリーを書いたカラオケ手帳持っているんですよね。

その女性の方も当然持っていて、いつも私に、

  私のレパートリーがここに書いてあるの

ってお話ししているのですが、カラオケに興味のない私からすれば、

  そんなものどーでも良いがな

と思っているのはナイショです。

 

一つ、カラオケって歌っている本人は気持ちが良いと思いますが、聞いている人から見れば、

  上手い歌以外は、どうでもよい

  カラオケが嫌いな人からすれば、何も思わない

  勝手に歌っていて欲しい

  マイクを渡してくるな、カラオケ薦めてくるな

  歌いたいときは自分から歌うから

と思っているんですよ。

 

また仲間と話をしながら飲みたいと思っているときに、一人で何曲もカラオケを歌い続ける人が稀にいますが、

  あんたの歌をそんなに聞きたいわけじゃないんですけど

  話をしたいんであって、一人カラオケで歌ってろよ

と感じているのかもしれませんので、カラオケ大好きな人は人とお酒を飲むときに相手のことも考えてあげると良いかもしれませんね。

 

まぁ、酒を飲んで別のテーブルに座っている客に絡むなよっと。

 

 

さて、お次の客です。

別テーブルで一人で飲んでいたところ、いきなり対面に座ってきた方の話です。

テーブルには既に私がマスターにプレゼントした美味しい日本酒がグラスに注がれており、5杯ほど並んでいました。

何を思ったのか、その客は席に座ったなり、いきなりその注がれたグラスを手に取り、日本酒を飲み始めました。

 

誰もテメーに飲ませる酒じゃねぇぞっと。

 

黙って見ていたのですが、継がれているお酒5杯を次から次へと全部奇麗に飲み干してしまったのです。

 

ありえねー、人のグラス何飲んでんだよと。

そもそも、テメーのグラスじゃないだろ!

誰に断って飲んでんだよと。

 

その後がまたひどい。

お会計と言って、金額がたったの

  2000円

と言われ、払うのかと思いきや・・・。

何度も財布を出すふりをしたり、カバンの中から封筒を出したりして、店内を何度もうろうろし、トイレに何度も出たり入ったり。

まぁご想像通り、結局お金を支払うことなく、居座り続けるわけ。

 

仕舞には、別の常連さんに対して、

  今日はあんたのおごりでいいかい?

と言い出しました。

うぁー、これが俗に言う乞食酒かよと思いましたし、マスターからこんな奴いるんだよと聞かされていたので、納得した次第です。

 

お金が無いのなら飲みにでなきゃ良いのに、というか見ていると2千円は持っていたのは分かりましたが、多分最初から他人のお金で飲もうとしているのかなと思ったり、その根性が凄いなと驚愕した客でした。

 

その方は流暢に関西弁で言葉を話しますが、私は何度かお会いしており、最初から、

  この人の言葉には何かキナ臭さを感じる

  話に絶対騙されてはいけないな

と思っていた方だったので、この方ともなるべく関わらない様にしていたのですが、何故か相手から近づいてくるのにはどうしようもないこともありますよね。

 

結局、会計と言ってから1時間以上店内をウロウロし、別の常連さんにお代を押し付けて漸く帰っていきましたとさ。

 

  やっぱりお金を払わないのかーい

 

教訓としては、口の旨い奴ほど信用ならないということでしょうか。

 

 

宴もたけなわ、時間も過ぎていき、気分も悪いし2人の変な客に遭遇したのでそろそろ帰ろうかと思っていた時のこと。

マスターが私のテーブルに来て、二人で小声で今日あった出来事についてお話していました。

 

別テーブルには、音楽家だろうと思われるとある演奏家の先生なのか、師範の方なのかしりませんが、常連の年配の男性がおひとりで飲んでいました。

私も何度かご一緒して飲んだことがあり、それまでは特に問題なく楽しいお酒を飲み交わしていた人です。

今日はテーブルが別なので特にお話しすることもありませんし、どんな素性の方なのかも私とはプライベートの関係もないので、気にもしていませんでした。

 

マスターと今日の日本酒の話で盛り上がっていたところ、いきなりその先生が立ち上がり、私たちに向かって、

  君たちは何を言っているのか

  そのような話をするべきではない

  私は怒っている

と言い始めたのです。

 

は?何言ってんのこのオッサン(私もオッサンですが・・・)。

突然切れ始めた先生がなぜ切れたのか推察すると・・・。

 

私とマスターの意見を総合した結果、

  一人で飲んでいる自分の話し相手になるのが当然だろ

  常連客の私をのけ者にして、何を二人で話をしているんだ

  私は先生だぞ、気を遣えないのか

  私には日本酒が振舞われないのか?

という事だろうという結論になりました(笑)。

 

別テーブルで飲んでいる別の客が、先生だろうがなぜ関係のない人をヨイショしなきゃならんのよ。

全く意味が分かりませんが、そこは大人の対応をしないと・・・。

マスターに迷惑をかけるわけにもいかないので、ここは下手に出て、

  先生の音楽はとても素晴らしいですよ

  隣のテーブルからちゃんと聞いていましたよ

  いつも良い演奏をしてもらって嬉しいです

とその時は全く心にも無いことを答えておきましたよ。

あー面倒くせぇ。

 

そう言うと、その先生は満足したのか、私の手を取って握手を求めてきたので、

  ご機嫌になってお帰りになられた

という結末です。

 

本当に今日に限って、

  なんて日だ!

ということでしょうか。

 

私は別テーブルでひとりで飲んでいただけなんですよ、誰にも迷惑をかけずに。

それも他の客とは会話をせず、美味しい食事を堪能してたんですよ。

それなのに次から次へと、無関係の立場の人が、私のお酒の時間を邪魔しやがって。

 

本来なら、

  おめーら関係ないだろ、関わるなよ

と言いたいところですが、そこはアウェーな場所なのでぐっと我慢。

 

3人の客の共通する点として、私を含め、

  一人でお酒を飲みに来ている

ということで、相手の気持ちは分かりませんが、

  ひとりで飲む酒が寂しいのかな

という事だと勝手に思っています。

 

私は一人酒が逆に趣味で、誰にも気兼ねなく飲めますし、お酒と美味しい料理があれば満足ですが、人と触れ合いを求めて飲みに来ている人は、何かしら人と絡みたいのかなということもあるかもしれませんね。

 

ただし、人の迷惑を考えずにお酒を飲むのは絶対良くありませんし、多分ですが、そういう飲み方をしているからこそ、飲みに行っても

  誰も相手にしてくれない

という事なのかもしれません。

 

気持ちの良い飲み方を常にしている人ならば、誰かしら声を掛けてくれますよっと。

そういう人と飲む機会があれば、こちらも気持ちよく飲めますから。

また、そういう人と飲みたいなと思わせるような、

  態度、話し方、知識、相手の立場に立つ

という事がなければ、誰も相手にはしてくれませんよっと。

 

 

まぁこういう最悪な日もあるよねってエピソードでした。

 

 

ということで、お酒がまずくなったので、ステーキを食べて帰宅しましたよっと。

 

ロース300g 大満足