EJ WORLD【第2人生スタート】~第4章~

田舎の地方公務員を早期退職し、人生謳歌中!

【マイル修行についての考察】無駄遣い!?

 

航空会社の上級会員を得るためには、たくさん飛行機に搭乗しなければなりません。

ちまたでは、

  ポイ活

と言っているポイントサイトを利用してポイントを稼ぎ、それを航空券代金として利用するという裏技!?をやり、航空券代金を捻出する強者も存在します。

 

私も昔はポイ活をやっていたのですが、昨年、今年とマイル修行をするために贅沢にお金を使うことにしました。

 

マイル修行については、記事が出ることが増えてきました。

少し前には、芸能人もテレビで修行する風景を放映していたり、マイル修行については皆が知るようになりました。

 

その反応として、

  なんで面倒なことをやるのか

  時間とお金の無駄じゃないか

  必要ならビジネスクラスやプレミアクラスを予約すればよいのでは

などといった意見も散見されます。

 

また、会社で飛行機をよく利用する俗にいう

  出張族

の人たちの一部の方は、

  修行僧は貧乏くさい

  修行僧はみっともない

  修行僧だとバレバレ

などという意見もあるのは事実でしょう。

 

私は昨年、今年と飛行機を頻繁に利用した側から、率直な思いとしては、

  なぜ出張族は上から目線になるのか

という疑問がこみ上げました。

 

出張族は、これまで自分の勤める会社の経費によって、仕事の必要性のために飛行機に乗らざるを得ません。

そこで、

  自分の会社のステータスが修行僧よりも上

という感覚を持っている人が、少なからず存在するようです。

 

出張でたくさん飛行機に乗ることができる立場であり、それも会社のお金で自腹で払うことがないんだという感覚なのだと思っています。

こういう人に限って、

  ラウンジ内の行動や姿で、修行僧だとすぐわかるんだ

  いち早く飛行機に乗るために、優先搭乗に並ぶんだ

などと修行僧を下に見た意見が出るんだと思います。

 

ラウンジ内では、いかにもビジネスマンという人は確かに多く見られますし、上級会員のステータスを持っている人は、優先搭乗にたくさん並んでいます。

羽田ー大阪路線なんて、半分はステータス会員じゃないかと思われるほど、優先搭乗客は多いですね。

 

私がマイル修行した昨年は、まさにコロナ禍真っ只中でした。

今年に入り、乗客は戻ってきましたが、地方路線はまだまだな感があります。

 

飛行機がガラガラで飛んでいたころ、出張族の数は今と違ってかなり割合が少なかったような気がします。

リモートで会議ができるようになり、リスクを冒してまで飛行機に乗るという行為が会社でできない以上、本当に必要な人しか飛行機を利用しなかったというのが実情だったのでしょう。

 

その時でさえ、どの路線も一定の割合で修行僧は飛行機に乗っていました。

リュックサック1つに、ノートパソコンを広げて、ラフな格好でと言えば修行僧の典型的な例であり、そういう人はたくさん見かけました。

パソコンの画面が目に入ると、エクセルの表に利用した飛行機の便などがビッシリ埋まっていたりして、

  やってるやってる

って感を出していました。

 

ただ飛行機に乗るという行為は、普通に考えれば、

  時間とお金の無駄

となるわけですが、見方を変えると実はとても贅沢な行為となります。

 

日本人は、なにかと

  効率

を重視し、良いものは安く提供され、サービスは当たり前という環境で生活しています。

世界を見ると、実はそれがとても異次元な話であり、良いものは当然高い、サービスにはお金がかかるというのが、当たり前の常識です。

 

飛行機に長時間乗るために、

  時間とお金を消費

するのですが、人生において時間とお金を無駄に消費するという行為が

  とても贅沢なこと

だということに気づくと、考え方が一変します。

 

それは、出張族と呼ばれる人たちが、

  会社の命令によって、時間を拘束されている

のが現実であり、

  自由に行きたい場所

  時間を自由に

  自分で稼いだお金を使う

という本当の自由をやっているのが修行僧ということだとわかれば、実はどちらが恵まれた環境なのか判別するでしょう。

 

コロナ禍の中、航空会社は路線を維持するために様々なコロナ対策をして減便しながらも耐えてきました。

その時に、修行僧は稼いだ自分のお金を落とし、少なからず経済を回すことに貢献していました。

出張族が出張を控えていてもです。

自分の稼いだお金を自由に使っているのです。こんな贅沢なことないですよね?

 

今の日本は、失われた30年という

  給料が上がらない

  出費が増えていく

ことによって、自由に使えるお金が無くなっている時代です。

 

私は、バブル期がちょうど学生時代だったので、当時の派手なお金の使い方を知っています。

引っ越し業者のアルバイトをしていたことがあり、給料が日給8千円で、その他チップとして、その数倍も貰えた時代でした。

タクシーにワンメータ乗り、1万円札を出して、

  釣りはいらないぜ

とかやったこともあります(笑)。

 

若者は、良い車に乗りたいとか、高級な時計が欲しいとか、趣味にたくさんお金をかけることが当たり前の時代でした。

これは経済がうまく回っていた証拠であり、バブルの真っ只中の良い思い出でした。

 

マイル修行には、お金が必要です。(ポイ活は除く)

お金を使うことによって、経済が回ります。

無駄なことだと一見思われますが、お金のある人はジャンジャン使いましょうというのが私の率直な意見です。

 

私は、他人に対して

  ずるい

という言葉を使う人が一番嫌いです。

他人の芝は青く見えるという言葉もあり、自分よりも贅沢をしていると見える場合、相手を妬む人が一定数いるのも理解しています。

そういう人とは、価値観が合わないので付き合いはなるべくしないようにしています。

 

仕事を辞めると、そういう他人からの見た目には気にならなくなり、自分のやりたいことが明確になって、人ができないことをやってみようという気持ちが出てきました。

私の場合、普通の人がやらないことをやるために早期退職をしたので、残りの人生楽しもうと思っています。