皆様、8番ラーメンってご存じでしょうか?
北陸地方には、国道8号という新潟から福井にかけて日本海側に沿って国道が走っています
本社は石川県になるのですが、昔から庶民の舌を掴んでいるラーメンチェーン店こそ
なのです
日本では北陸を中心に多くの店舗を構えており、私も昔から8番ラーメンはよく食べに行きました
ラーメンの味自体は、素朴な日本風の野菜出汁が効いたもので、特別美味しいという訳では無いのですが、飽きが全く来ないのでいつでもクオリティがそこそこ高く、ハズレが無いといった感じでしょうか
どの料理も平均点以上で、チェーン店なのでリーズナブルな価格設定です
実は、8番ラーメンは海外に進出しており、特にタイでは日本以上に庶民のちょっとだけ贅沢なラーメン店として昔から知られているのです
私は10年前にバンコクにある8番ラーメンで食事をしましたが、その後タイでは行くことがなく、今回久しぶりに行ってみることにしました
今回行ったのは、パタヤのサウスパタヤ通り(通称パタヤタイ)にある、パタヤの秋葉原と呼んでいるトゥックコム内にあるお店です
トゥックコム1階にお店があり、中央広場からすぐわかり、店内の様子はガラスの外から見ることができます
店内は、日本と一緒なので安心して入店できますし、オペレーションも日本とほぼ変わらずなので、安心です
今回は、ラーチャーをしようと思い、
野菜味噌ラーメンとチャーハン
を頼んでみました
ラーメンは日本から比べるとやや小盛りな感じを受けます
タイではラーメンやクイッティアオといった麺類は、日本の小盛りサイズが普通となっていることが多いです
通常の方なら腹八分目まで行かないのではないかなと思いますが、足りなければもう一つ頼めば良いだけの話なので・・・
8番と言えば、野菜を炒めているのでその出汁が効いた美味しい素朴な味に魅了です
久しぶりに食べましたが、味も安定でついつい
これ、この味だわ
と言ってしまいそうな雰囲気になります
グリンピースが入ったごく普通のチャーハンですが、タイではタイ米を使用しているので、パラパラ感があり、小盛りのラーメンと食べるととても美味しく感じます
しかし、今回注文してからチャーハンがなかなか運ばれてこず、ラーメンを食べ終わる頃に漸く登場という、いかにもタイらしい時間差攻撃を食らいました
そうじゃないんですよね、ラーメンと一緒に食べるから美味しいんですよね
こういうことがタイではよくあるので、注文時になるべく同時に持ってきて欲しいと告げなくてはいけないということを実感できます
どのラーメンも100Bちょっとの値段ですが、円安の今は
ラーメン1杯 500円以上
の価格になります
昔はもう少し安く、円高のときもあったので、感覚的には1杯250円位のイメージでしたが、失われた30年という日本が成長せず、逆にタイが成長したということを実感できてしまいますね
あと今回もう一点タイらしいなと感じたことがありました
それは、ラーメンを食べているときに店内を掃除する店員がいたのですが、目の前をホウキで床を掃いていくのです
これね、食べている方からすればたまったもんじゃないですわ
店員はアルバイトだと思うのですが、自分の仕事なので一生懸命やっているんでしょうけど、客がどう思うのかってことは我関せずなのです
ここはタイ、そういうことに怒ってはいけません、彼らは立派に仕事をしているのです
ほこりが舞って、食事をしている客のことなど考えることはできないのです
日本では当たり前のことが、当然海外では通用しません
逆に周囲の空気を読むことができるのが日本人の特徴であり、得意なところです
自分がされて嫌なことは人にやらない、昔から教わってきましたが、それが当然というのは日本国内だけのこと、海外へ行けばそうでもないということがたまにあるんですが、どういう行動を取るかでその人の人格がわかるわけです